鶏白湯そば　星（あかり）

コロナ禍で食べ歩きの頻度が減っていた中、この鶏白湯そば　星（あかり）さんは、YUKI一家の肝いりのお店、で足繁く通っていました。

満を持して取材をすすめていきます。

開店前から話題性あふれたお店。それもそのはず、ミシュランの星をとった関西のお店がプロデュースしているそうなのです。

そのせいか、入口はまるで小料理屋さんのような上品な店構え。今回もしっかり開店時を狙って来ました！

店内は高級感すら漂う、洗練された雰囲気です。広さも座席数も十分。

カウンターあり、テーブルありです。

最近は多くのラーメン屋さんが券売機を導入していますよね。

この華やかなラインナップをご覧ください！今までに見た事のないメニューがズラリ。全部食べてみたいですね～♪　この券売機を見て、すぐにお店のセンスを感じられます。

場所は、市電（路面電車）五稜郭駅前の丸井今井デパートの近くにあり、アクセスも良好。

車がなくても来ることができます。本町は繁華街なので、車で来られる人には駐車場に困りますが、ご安心を。丸井今井さんの駐車場の横に専用駐車場も完備していてうれしい限りです。

これが、鶏白湯そば　星（あかり）さんの鶏白湯そば。（下写真↓）

まずは美しいの一言に尽きます。死角なしのビジュアルです。

よく見ると、スープは泡がたっています。そうか！そういえば券売機のメニューに『泡』ってなっていました。

鹿児島産の鶏肉と宮崎・大分の豚骨を少し加え強火で煮込んだ濃厚スープに国産の醤油を二種類ブレンドさせたものを加えています。泡がたっているのはブレンダーを使用し、一杯ずつ「強制乳化」させているからです。この工程により、スープのコクが増します。函館には他にはない唯一無二の味なのです。納得。

卵も半熟で楽しみに取っておきたくなるし、定番の白ネギ。そして彩りに水菜と紫玉ねぎかな。ここはあじさいのラーメンをヒントにしているのかも。

チャーシューは脂がのっているのでバラ肉でしょうか。やわらかく仕上げてあり、さらに炙っているのか香ばしさが増し、トロトロです。

今回はダイブめしセットをオーダー。（９９０円）小森のご飯の上に梅干しがのっています。これを麺を食べ終わった後のスープにダイブさせて雑炊のようにいただくのです。

麺は少し少な目になっているので、女性ならちょうどかもしれませんが、このダイブめしを合わせるとちょうどよい具合の量です。ごはんを入れてもコクのある雑炊のようで、また美味なんですよね！たまりません。

鶏白湯そば　星さんのラーメンは、麺に特徴があって、ツルツルもちもちっとした平打ちに近い中太特注麺です。のど越しがよく、もったりとしたスープとよく絡み、スープの味に負けていません。

券売機のメニューにある通り,他のスープのバリエーションは

数量限定濃厚伊勢海老味噌味（９８０円）、濃厚味噌泡鶏白湯（９８０円）、ポルチーニ泡鶏白湯（９８０円）シビカラ鶏白湯（９８０円）、７種の魚介まぜそば（９００円）、TKMたまごかけ麺（７５０円）

●伊勢海老味噌…青森、新潟、秋田の鶏と豚のスープに札幌の味噌をオリジナルでブレンド。隠し味でフルーツも練り込んでいるそう。そこに伊勢海老と干し海老でさらに海老の風味を増し加えているスープです。

●濃厚味噌泡鶏白湯…ベースのスープに隠し味でフルーツを加え、さらに札幌の味噌を加えています。

●ポルチーニ泡鶏白湯…トリュフや松茸と並び世界三大キノコとされているポルチーニ。そのポルチーニをあえて一度冷凍することで細胞膜が壊れ、キノコに含まれるうまみ成分である「グアニン酸」「グルタミン酸」で旨味、栄養がアップした自家製ポルチーニオイルは鼻に抜ける特有の香りが鶏白湯と相性抜群。この旨味を堪能できるスープとなっています。

●シビカラ鶏白湯…四川山椒、青山椒、朝天辣椒、韓国唐辛子、シナモン、みかんの皮、フェンネル、カルダモンなどのスパイスを０．０１g単位でブレンドしたスパイス辣油を仕上げにかけるとさわやかな香りと、辛さと、シビレのブレンドスパイスが鶏白湯とマッチし、辛いもの好きの人にはおススメの中毒性のあるスープです。

どれも、どれも・・・ハズレなしの美味しさ！！！あぁ、全メニュー制覇したい。

変ったところでは７種の魚介まぜそば、濃厚醤油ダレ、ゆずオイル、７酢yの煮干しと節系のタレに１．５玉の麺（！）トッピングは白ネギ、節粉、天かす、魚、干しエビ、温泉卵。どんなお味なんでしょうね。

TKMは卵かけご飯の麺バージョン。醤油、麺、大分産たまご、花がつおのシンプルさ。ダイブめしがマストだそうです。

サイドの高菜めしも美味。（学生無料２００円）。ほかにはこぼれチャーシュー丼（４８０円）、肉汁からあげ（２個１６０円、４個３２０円）、鶏の手羽先（２本３００円、４本６００円）

上写真のオイルは味変用のフレーバーオイルです。左から煮干し酢、オレンジ酢、ハラペーニョ酢です。味変して食べるので、最後まで飽きずに食べ進めることができるのもうれしいですね。

現在は原材料も高騰し、函館ではラーメン店が生き残っていくのは非常に大変ですが

このように思いのこもったラーメンを造り続ける星（あかり）さんには、　さらに探究を続けながら、長く頑張ってほしいと思うマー君でした。

また、来ます。ごちそうさまでした。